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    【インタビュー】福井工大附属福井(福井)「サルの音楽隊」、“明るいムード”は大会直前で生まれていた – GAME Watch

     12月25日に開催された第4回全国高校eスポーツ選手権 決勝大会「ロケットリーグ」部門。決勝大会出場チームインタビューの3組目は準優勝の福井工大附属福井高校(福井)「サルの音楽隊」だ。

     N高「Nポテ」との決勝戦では0-3のストレート負けとなった。DeToNator所属のプロでもある「Nポテ」のBurn選手の実力は圧倒的で、「ひとつひとつの動き、素早い動き、正確にボールを当てる力」など全体的な力の差を見せつけられる試合となった。それでも「悔いは残らない。プロと戦えたことが、貴重な経験にもなった」と3年生のYo-san選手は言う。

    左から、whiterabbit25252選手、monmon4612選手、rukiki3選手、Yo-san選手

    【第4回全国高校eスポーツ選手権ロケットリーグ部門決勝大会】

     それにしても決勝大会中、ある意味で最も印象的なチームとなったのが「サルの音楽隊」だった。というのも、試合前後や試合中のメンバーの表情がとにかく明るいからだ。試合直後のインタビューでも「とにかく楽しむことを前提にしていた」と話があった通り、チーム内でいいコミュニケーションを築けていた点では「サルの音楽隊」はひときわ目立っていた。

     かなりの点差を付けられた「Nポテ」戦はさすがに「沈んでいた」というが、点を取った瞬間はしっかり喜びを表わして周りと共有するなど、終始「楽しむ」感じが伝わってきた。

     しかしチームがこの雰囲気でまとまったのは、12月23日の本番直前のことだったという。それまでは、どちらかというと声出しの少ない静かなチームだった。理想的な立ち回りにこだわるあまり、窮屈さもあるような練習を1カ月ほど続けていたが、23日に「もっと得意分野を活かすような自由な雰囲気でやってみたい」とrukiki3選手が提案した。

     そして実際にやってみると、窮屈さが一気に解消された。「ボールが打ちやすいし、何より勝てるし、試合が気持ちよく終われる。これいいじゃん、ってなって、色々な意味で変わった」(rukiki3選手)。そこから、チームに前向きなムードがどんどん出てきたという。

     仲の良さ自体は以前からのものだったようで、Yo-san選手に今後について聞くと「卒業後も変わらず、同じメンバーで『ロケリ』をやっていたい。3人が練習しているところに乗り込んだりもしたい(笑)。今後も、同じような関係性でいられたらいいなと思う。(メンバーに向かって)大会あったら呼んでね?」と話してくれた。

     一方で、現役の2年生メンバーには「打倒N高」の大きな目標が残された。whiterabbit25252選手は「まずは、ボールを外さない力や、『ウェーブダッシュ』を使った素早い動きといった技術力を底上げしたい。その上で、N高を攻略する立ち回りを研究しないといけない。1年かけて、やるべきことはたくさんある」と闘志を燃やす。仲の良さだけではない、前に進む力も感じられる福井工大附属福井高校がどのような実力を付けていくのか。今後が楽しみなチームのひとつだ。

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