更新日:
CPU | Ryzen 5 5500 Ryzen 5 4500 |
---|---|
GPU | GeForce RTX 3060 12GB |
メモリ | 16~64GB(DDR4-3200) |
HDD | 1TB~8TB |
SSD | 512GB ~ 2TB (NVMe) |
電源 | 500W~850W |
価格[税込] | 19万円台~ |
マウスコンピューター G-Tune HM-A-ALは、ゲーミングPC、ゲーミングモニター、キーボード、マウス、ヘッドセットがひとつになった、すぐにPCゲームを始めることができるスターターセットです。
PC本体のサイドパネルはシースルーとなっており、赤く光るファンがかっこよく、デザインも良いです。
セットで付属するゲーミングデバイスはどれも人気で信頼性の高い製品ばかりで、カスタマイズ画面から他の製品も選ぶこともできます。
初めてゲーミングPCを購入する方におすすめです。
公式サイトはこちら
今回は次の構成でレビューをしています。また、レビュー機はメーカーからの貸出機です。
レビュー機の構成と簡単なスペック
[ゲーミングPC] G-Tune HM-A
Ryzen 5 4500、GeForce RTX 3060、メモリ16GB、512GB SSD
[ゲーミングモニター] iiyama G-MASTER GB2470HSU
23.8型、1920×1080、IPS(非光沢)、165Hz、応答速度0.8ms(MBR+3)
[ゲーミングキーボード] Logicool RGB Keyboard G213r
USB2.0有線、メンブレン、RGBバックライト、フルキーボード、パームレスト
[ゲーミングマウス] Logicool G304
ワイヤレス、最大12000 DPI、 250時間バッテリー、99g軽量
[ゲーミングヘッドセット] Logicool G331
アナログ接続、50mmドライバ、 跳ね上げ式6mmマイク、重量280g
目次
お忙しい方は、「G-Tune HM-A-ALの特徴」のみお読みください。
マウスコンピューター G-Tune HM-A-ALの特徴
プロゲーマー並の環境を揃えることができるスターターセット!
マウスコンピューター G-Tune HM-A-ALは、ゲーミングPCにゲーミングモニター、キーボード、マウス、ヘッドセットがひとつになった、到着後すぐにPCゲームを始めることができるスターターセットです。
いずれのゲーミングデバイスも高評価で人気があり、信頼性の高い製品ばかりです。
キーボードとマウス、ヘッドセットは、カスタマイズ画面から、いくらか上乗せすることで他の製品も選択することができます。どれも「マウスさん良く分かっているなぁ」と関心する製品ばかりでした。
初めてゲーミングPCを購入する方や、ゲーミングデバイスが良くわからない方におすすめできるスターターセットとなっています。


RTX 3060を搭載したミドルスペック構成のゲーミングPC
ゲーミングPC本体であるG-Tune HM-Aは、Ryzen 5 4500にGeForce RTX 3060を搭載したミドルスペックの構成です。CPUの世代が古いので、ここがボトルネックになるゲームもありますが、それでもFHD環境ならほとんどのゲームが快適に動作する性能です。
人気タイトルのAPEX、フォートナイト、オーバーウォッチ2では平均120Hz以上の高フレームレートでプレイすることができました。
また、ミニタワーケースは標準で内部が見える強化ガラスサイドパネルで、赤く点灯する3つのケースファンが個性的でかっこいいです。
この強化ガラスサイドパネルはワンタッチで簡単に開くことができるので、メンテナンス性も抜群です。


お得なセット内容
ゲーミングPCから、高リフレッシュレートに対応したゲーミングモニター、ゲーミングキーボード、ゲーミングマウス、ゲーミングヘッドセットまでを全て揃えるとなると、かなりの出費になりますが、G-Tune HM-A-ALならすべてセットでお得に購入することができます。
下記の表は11月27日現在のAmazonの価格を参考にしていますが、バラで購入するよりもG-Tune HM-A-ALのスターターセットの方がおよそ2万円もお得に購入することができます。
どうせ全部揃えるなら、信頼性の高いiiyamaのゲーミングモニターとLogicoolゲーミングデバイスがセットになった本製品がおすすめです。

G-Tune HM-Aのセットモデルとバラで購入した場合の価格比較
G-Tune HM-A-AL スターターセット |
すべてバラで購入 | |
[ゲーミングPC] G-Tune HM-A | ー | 179,800円 |
[ゲーミングモニター] iiyama G-MASTER GB2470HSU | ー | 25,799円 |
[ゲーミングキーボード] Logicool RGB Keyboard G213r | ー | 6,300円 |
[ゲーミングマウス] Logicool G304 | ー | 4,882円 |
[ゲーミングヘッドセット] Logicool G331 | ー | 4,900円 |
総額 | 199,800円 | 221,681円 |
※PCはすべて最小構成で算出
ワンランク上のインテル Core i5-12400F搭載モデルもあり
今回レビューしたRyzen 5 4500搭載モデルは、Zen2世代の性能は低めのプロセッサーを搭載していますが、ワンランク上のインテル Core i5-12400Fプロセッサーを搭載したモデルも用意されています。下記のCINEBENCH R23のスコアの通り、マルチコア、シングルコア性能に差があるので、インテル Core i5-12400Fの方が性能は高いです。
価格は3万円ほど上がりますが、より快適にゲーム配信を行いたい場合や、写真や動画編集など、クリエイターソフトも扱う場合はCore i5-12400Fの方がおすすめです。
CINEBENCH R23
他のCPUとの比較(マルチコア)
他のCPUとの比較(シングルコア)
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
初心者も安心の充実したサポートサービス
マウスコンピューターの製品は、サポートサービスが充実しており、標準で1ヶ月の初期不良に1年間のセンドバック修理保証、24時間365日対応の電話サポートが付いています。パソコンに詳しくない方でも安心して購入することができます。

パフォーマンスのチェック
それでは、各種ベンチマークソフトを実行し、パフォーマンスのチェックしていきます。
CPU
今回レビューしたRyzen 5 4500は、6コア12スレッドのプロセッサーです。2022年4月発売ですが、アーキテクチャは2世代前のZen2を採用した低価格モデルで、マルチコア、シングルコア性能は控えめの性能です。
ゲームによっては、CPU性能がボトルネックとなり、フレームレートがやや下がる場合があります。
カスタマイズ画面でRyzen 5 5500のプロセッサーへ変更することもできますが、そこまで大きく性能が向上するわけではありません。
気になる方はワンランク上のCore i5-12400F搭載モデルを選択するのもいいと思います。シングルコア性能が優れており、ゲーミング性能が高いです。写真や動画編集などクリエイターソフトも扱う場合も、Core i5-12400Fの方が処理が高速です。
CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
他のCPUとの比較(マルチコア)
他のCPUとの比較(シングルコア)
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
グラフィックス
G-Tune HM-Aのグラフィックスには、ミドルクラスのGeForce RTX 3060が搭載されています。FHD環境ならほとんどのゲームが快適に動作します。VRAMも12GBと多いので、動画編集や画像編集などを行うような方にも最適です。
3DMark Time Spy
~ グラフィックス(ゲーム向け)性能の評価 ~
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
メモリ
メモリはDDR4-3200を搭載しており、普通の速度です。最新規格のDDR5メモリと比べると狭い帯域幅です。
SiSoftware Sandra 2020
~メモリ性能の評価 ~
他のメモリとの比較(帯域のベンチマーク)
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※実際のデスクトップPCで計測した実測値で、理論的な最大値ではありません
ストレージ
ストレージは、標準でGen3のPCIe-NVMe SSDを搭載しています。速度は下記の通り普通です。なお、カスタマイズ画面から最大2TBのSSDへ変更することができ、さらに追加でHDDも搭載することができます。
CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
ゲームベンチマーク
ゲームに付属のベンチマーク機能のスコア、または実際にゲームをプレイし、Afterburnerで計測したフレームレートを掲載します。
CPU性能がボトルネックになり、タイトルによってはフレームレートが下がりがちではあるものの、FHD環境なら負荷の重いゲームも高めのフレームレートで快適に動作します。DLSS機能を併用することで、フレームレートの底上げも可能です。
人気のタイトルであるフォートナイトやAPEX、オーバーウォッチなども120 Hz以上の高リフレッシュレートで優位にプレイすることが可能です。
もし、CPU性能の低さが気になるなら、Core i5-12400F搭載モデルもあるので、そちらもご検討下さい。
以下のゲームのフレームレートについて
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアはCore i9-12900K搭載PCで計測した代表値)
![]() 重い部類のゲーム サイバーパンク2077(DX12)(Patch 1.61) |
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均 fps |
1920×1080 | 低 | 89 fps |
高 | 83 fps | |
ウルトラ | 72 fps | |
レイトレ:低 | 68 fps |
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、ウルトラ)
![]() 重い部類のゲーム Forza Horizon 5(DX12) |
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均 fps |
1920×1080 | 低 | 157 fps |
高 | 120 fps | |
エクストリーム | 71 fps |
他のグラフィックスとの比較(1920×1080)
![]() 重い部類のゲーム ウォッチドッグス レギオン(DX12) |
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均 fps |
1920×1080 | 低 | 67 fps |
高 | 61 fps | |
最大 | 58 fps |
他のグラフィックスとの比較(1920×1080)
![]() 重い部類のゲーム ファークライ6(DX12) |
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920×1080 | 低 | 89 fps |
高 | 76 fps | |
ウルトラ | 74 fps |
他のグラフィックスとの比較(1920×1080)
![]() 重い部類のゲーム ワンダーランズ ~タイニー・ティナと魔法の世界(DX12) |
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均 fps |
1920×1080 | 低 | 150 fps |
高 | 97 fps | |
ウルトラ | 81 fps |
他のグラフィックスとの比較(1920×1080)
![]() 重い部類のゲーム ファイナルファンタジー 15(DX11) |
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均 fps |
1920×1080 | 軽量品質 | 129 fps |
標準品質 | 117 fps | |
高品質 | 89 fps |
他のグラフィックスとの比較(1920×1080)
![]() 中程度の重さのゲーム シャドウオブザトゥームレイダー(DX12) |
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均 fps |
1920×1080 | 最低 | 108 fps |
中 | 102 fps | |
最高 | 96 fps |
他のグラフィックスとの比較(1920×1080)
![]() 中程度の重さのゲーム ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ(DX11) |
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均 fps |
1920×1080 | 標準(デスク) | 128 fps |
高(デスク) | 118 fps | |
最高品質 | 114 fps |
他のグラフィックスとの比較(1920×1080)
![]() 中程度の重さのゲーム フォートナイト |
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均 fps |
1920×1200 | 低設定 | 120 fps |
高設定 | 105 fps | |
最高設定 | 85 fps |
![]() 軽い部類のゲーム Apex Legends(DX11) |
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均 fps |
1920×1200 | 低設定 | 280 fps |
高設定 | 148 fps |
![]() 軽い部類のゲーム PUBG: BATTLEGROUNDS |
|||
---|---|---|---|
品質 | 解像度 | 平均 fps | |
1920×1080 | 非常に低い | 200 fps | |
中型 | 188 fps | ||
ウルトラ | 178 fps |
![]() 軽い部類のゲーム オーバーウォッチ2(DX11) |
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均 fps |
1920×1200 | 低設定 | 408 fps |
高設定 | 393 fps | |
エピック | 295 fps |
その他のゲームのベンチマーク
上に掲載した以外のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。
クリエイターソフトの処理時間
各クリエイターソフトの処理速度を計測したときの結果を掲載します。
Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間
Zen 2世代のRyzenプロセッサーは、Lightroomと相性が悪く、書き出しが遅いです。
グラフィックプロセッサー : オフ
グラフィックプロセッサー : 書き出し時にGPUを使用
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間
GeForce RTX 3060を搭載しているので、そこそこの書き出し速度です。
※ グラフィックスは全てデスクトップPC用
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるエンコード時間
ソフトウェアエンコードではあまり速いとは言えません。
x265でのエンコード時間
※1 “4K”や”8K”にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
Blender Benchmark
パーツの温度のチェック
高い負荷をかけたときの各パーツの温度をチェックします。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。なお、室温は26℃付近で計測しています。
Prime95実行時のCPU温度
Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU電力およびCPU温度の推移を確認します。
Ryzen 5 4500のCPUクーラーは標準の空冷のリテールクーラーなので、CPU温度は95℃で推移しており、高めの温度です。そのため、CPU電力も、最初は約87Wでしたが、70W辺りまで下がっています。
CPU電力
CPU温度
ゲーム時のCPU、GPU温度
続いて、ファイナルファンタジー15のゲームベンチマーク実行中のCPUおよびGPU温度を計測しました。
ゲームの場合、上のPrime95ほどCPUに負荷はかからないので、CPU温度は最高でも60℃台で推移しており、問題ない温度です。GPU温度は70℃後半で推移しており、こちらも問題ない温度です。
CPU温度
GPU温度
静音性のチェック
本機の動作音(静音性)のチェックです。もし動作音が大きいと、ゲームや作業に集中しづらいです。
アイドル時は低めの騒音値です。エンコード時はフロントのケースファンがうるさくなり、55dBと高めの騒音値です。ゲーム中は48dBと普通です。
騒音値
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※約10分経過後に計測しています
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)
左から3番目:FF15 ベンチマーク実行(高品質、1920×1080、ウィンドウ)
当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。
使用計器の騒音値の目安
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。
Ryzen 5 4500にGeForce RTX 3060というミドルクラス構成ということもあり、それなりの消費電力はあります。
消費電力
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています
外観のチェック
G-Tune HM-A-ALのスターターセットは、3つの荷物で届きます。キーボードはPC本体が入っていた段ボールの底に、マウスとヘッドセットは小さい段ボールに入っています。



PC本体です。サイズはミニタワーで、シンプルなデザインですが、内部の見える強化ガラスサイドパネルと、赤く点灯するケースファンがゲーミングPCらしく、かっこいい見た目です。

トップパネルはフラットで、ゲームのコントローラーやヘッドセットなどを置くことができます。

前面のインターフェースです。マイク、ヘッドホン、USB3.0×2、HDMIポートがあります。斜めにカットされているので、設置場所に限らず、USBケーブルの抜き差しが楽です。カスタマイズで光学ドライブも追加できます。

前面のHDMIポートを利用するときは、背面に出ているHDMI延長ケーブルを、グラフィックボードのHDMIポートに接続する必要があります。

左側面の強化ガラスサイドパネルはやや暗めのスモークガラスになっています。G-Tuneのロゴも刻まれています。


フロント、右側面から吸気を行います。


フロントパネルと背面です。背面のインターフェースはご覧の通りとなっています。


底面です。インシュレーターは大きく、制震性に優れています。底面のダストフィルターは、マグネットで吸着していて、簡単に取り外して掃除をすることが出来ます。



両サイドパネルを取りはずした時の写真です。


ケース内部のチェック
右側面のケース内部です。ケーブル類は裏面でまとめられています。電源ユニットはこちらからアクセスします。

左側面のケース内部です。電源ユニットが裏面に配置されているため、ケーブルがごちゃごちゃしておらず、すっきりしています。


以下、搭載されていたパーツの画像を掲載しますが、必ずしもこのパーツが搭載されるとは限りません。ご了承ください。
マザーボードはASRockの「B550M PRO4」が搭載されていました。また、CPUクーラーはAMD標準のリテールクーラーが搭載されています。

M.2 SSDにはヒートシンクが装着されています。


グラフィックカードにはMSI製の「GeForce RTX 3060 VENTUS 12G」が搭載されています。RGBライティングには対応していませんが、冷却性に優れています。また、GPU-Zを確認したところ、GPUクロックなどは標準的な数値です。



PCケースの上部には、3.5インチベイがあります。また、このベイの下には、2.5インチストレージを2台、ネジでとめられるようになっています。搭載できるストレージの数は少なめです。


標準で、赤く点灯する12mmのLEDケースファンが前面に2基、背面に1基搭載されています。

ゲーミングモニター(GB2470HSU)のチェック
標準で付属されているゲーミングモニター「iiyama G-MASTER GB2470HSU」のチェックです。カスタマイズ画面では価格にプラスすることで、他のiiyamaモニターも選択することができます。

「iiyama G-MASTER GB2470HSU」は、IPSパネルの1920×1080ドット、165Hzリフレッシュレートモニターとなっています。色域も広く、フリッカーも抑えられている見やすいモニターです。応答速度も速く、動きの多いシューティングやアクションゲームから、画質優先のRPGまで幅広く対応することができます。
最大輝度は375cd/m2とやや高めです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。
- 色域
- RGB
発色特性 - 視野角
- 映り込み・
ギラつき
当サイトの測定結果は、以下のとおりです。色域は広めです。
カバー率 | |
sRGBカバー率 | 98.2% |
---|---|
DCI-P3カバー率 | 78.5% |
Adobe RGBカバー率 | 76.1% |
ガンマ補正曲線を確認すると、中間部がやや暗めの設定ですが、それほど気にはなりません。
視野角は広いです。
非光沢液晶ですので、映り込みはほとんど気になりません。ギラつきもほとんど感じません。
遅延
付属のゲーミングキーボード(Logicool RGB Keyboard G213r)をマザーボードに接続してキーを押してから、メモ帳に文字が表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約18msでした。一般的なノートPCと比べると遅延はかなり少ないです。なおこれは、モニターだけでなくPC全体の遅延となります。
残像
「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを十分速い1/2000のシャッタースピードで撮影したところ、2フレーム前くらいまで残像がありました。普通の液晶パネルでは、60Hzで2フレーム前くらいまでの残像だったので、1秒間に2倍以上もフレームを表示する165Hzの本製品の液晶は、一般的な液晶より、残像は抑えられていると言えます。
また、グレーレベルの応答速度を改善する「Over Drive」機能を最大の+2にすると、やや残像は低減されて、動きの速い絵の輪郭が見やすくなります。
液晶パネル自体の応答速度を改善する「MBR」機能を最大の+3にすると、こちらもやや残像が低減されますが、フリッカーが発生してしまうので、長時間のゲームプレイでは目が疲れやすいかもしれません。なお、「MBR」機能は「Over Drive」との併用はできません。輝度設定などの一部の画質設定も、変更できなくなります。
と言っても、165Hzのままでも十分残像は抑えられているので、「Over Drive」や「MBR」が無くても、十分eスポーツタイトルはプレイできると思います。

画面のリフレッシュレートに合わせてUFOが左から右へ移動)し、速いシャッタースピード(1/2000)で撮影したときの画像。
外観
DisplayPortケーブル(1.8m)、HDMIケーブル(1.8m)、USBケーブル(1.8m)、電源コード(1.8m)が同梱されています。HDMIケーブルだと、144Hzまでの出力にしか対応していないので、165Hzで出力する場合は、DisplayPortケーブルで接続することになります。

入力端子はDisplayPort×1、HDMI×1のみとなっています。ヘッドホン端子、PCに接続するアップストリームのUSBシリーズBもあります。

スタンドベース裏側です。ブーメランのような形状で、5点のラバーグリップで滑りを防止します。

スタンドベースはネジで固定します。

スタンドにはケーブルホルダーがあります。電源ケーブルは太くて入りません。

付属のスタンドは130mmの高さ調節が可能です。


画面を縦にできるピボットにも対応しています。Webサーフィンや縦シューティングが見やすくなります。

背面です。「iiyama」のロゴが大きく印字されています。

背面左側にメニューボタンが配置されています。

背面右側にUSBハブが2ポートあります。マウスやキーボードを接続するのに便利です。

VESA規格に対応しているので、別のモニターアームに固定することができます。

正面です。IPSパネルなので、発色が綺麗です。

スリムパネルを採用しており、薄型でベゼル枠もわずか6.3mmです。


背面上部にステレオスピーカーが内蔵されていますが、2W×2なので音質はあまり良くありません。

メニュー画面は白黒です。

ゲーミングキーボード(G213r)のチェック
標準で付属しているUSB有線ゲーミングキーボード「Logicool RGB Keyboard G213r」のチェックです。カスタマイズ画面では価格にプラスすることで、他のゲーミングキーボードも選択することができます。

「Logicool RGB Keyboard G213r」は、静音性に優れたメンブレン方式を採用しており、キーストロークは4mmで、メカニカルのような確かな打鍵感があります。クリック感のないリニア系に近いです。高速レスポンスで遅延も少なく、メディアコントロールキーやRGBイルミネーションも搭載しています。
テンキー付きのフルキーボードにパームレスト一体型なのでスペースは取りますが、長時間のゲーミングやタイピングでも疲れにくい設計です。

※画像をクリックすると拡大できます

Logicoolのゲーミングデバイスは「Logicool G HUB」から一括管理ができます。この「Logicool G HUB」からは、RGBイルミネーションの変更やマクロなどの設定ができます。


外観
開封時の写真です。ステッカーが同梱されています。

背面です。5点のラバーグリップでタイピング時の滑りを防止します。

背面奥にはチルトスタンドが搭載されています。


チルトスタンドを立てることでタイピング角度を調整できます。


専用のメディアコントロールキーが搭載されています。音楽や動画の再生、一時停止、スキップ、音量の調整やミュートを瞬時に操作することができます。

RGBバックライトに対応しています。先ほどの「Logicool G HUB」から発光パターン、輝度などを調整することができます。


WASDポジションです。

奥行きはありますが、パームレストと一体型なので、長時間のタイピングやゲーミングでも疲れにくい設計になっています。

付属のゲーミングマウス(G304)とのサイズ感の比較です。

ゲーミングマウス(G304)のチェック
標準で付属しているワイヤレスゲーミングマウス「Logicool G304」のチェックです。カスタマイズでは価格にプラスすることで、他のゲーミングマウスも選択することができます。

マウスと言えば、Logicoolと言っても過言ではないほど。筆者も愛用しているLogicool製品です。その中でもG304は、ワイヤレスゲーミングマウスの中でも人気の高い製品です。
LIGHTSPEED技術によりワイヤレスでもレスポンスが良く、マウスパッドも不要なくらい、感度が高いセンサーを搭載しています。解像度は最大12000DPI、重量わずか99gの6ボタンマウスです。
非常に使いやすく、ゲーミングから作業用まで幅広く使用することができます。

Logicoolのゲーミングデバイスは「Logicool G HUB」から一括管理ができます。この「Logicool G HUB」からは、感度(DPI)やレポートレートの調整、マクロなどの設定ができます。


外観
開封時の写真です。USB延長ケーブル、単3電池、ステッカーが同梱されています。

USBレシーバーを抜き、電池を入れて質量を測ったところ96gでした。筆者にとってはちょうど良い重さです。

マウス本体の正面と側面です。「Logicool G HUB」から6ボタンに割り当てることができます。



背面に電源を切るスイッチがあります。使用しない時はオフにすることで電池の消耗を防ぎます。

実際に握ってみた時の外観です。

ゲーミングヘッドセット(G331)のチェック
標準で付属しているゲーミングヘッドセット「Logicool G331」のチェックです。カスタマイズでは価格にプラスすることで、他のヘッドセットも選択することができます。

アナログ接続のステレオヘッドセットです。Discordでのボイスチャットや実況配信では、他のアプリケーションとの兼ね合い上、USB接続よりもアナログ接続の方が重宝することがあります。マイクは折りたたむことで自動でミュートになるので便利です。音質は至って普通です。

外観
開封時の写真です。三極変換ケーブル、ステッカーが同梱されています。

左側には音量コントロールダイヤルがあります。

イヤーパッドです。長時間装着しても耳が痛くなりません。

ヘッドバンドには合皮が使われていてクッション性があります。

マイクです。やや口元から遠めですが、しっかりと声を拾ってくれていました。

まとめ
以上が、マウスコンピューター G-Tune HM-A-ALのレビューです。
ミドルクラスのゲーミングPCに、iiyamaのゲーミングモニター、Logicoolのゲーミングキーボード、マウス、ヘッドセットがひとつになったセットモデルです。
到着後すぐにゲーミング環境が揃うスターターセットで、付属されるゲーミングモニターを含め、ゲーミングデバイスはどれも信頼性と評価の高い製品ばかりで安心して使用できます。価格もバラで揃えるよりはお得です。
G-TuneのゲーミングPCは、Ryzen 5 4500にRTX 3060を搭載したミドルクラス構成ですが、ゲームベンチマークの通り、FHD環境なら負荷の重いゲームから、人気のタイトルまで、快適に動作するスペックです。
また、写真や動画編集などクリエイターソフトなども扱う場合は、ワンランク上のインテル Core i5-12400Fを搭載したモデルも用意されています。
これからPCゲームを始める方や、どのゲーミングデバイスを揃えればいいかわからない方などにおすすめのセットモデルです。
初心者もすぐにPCゲームができる欲張りセット!
マウスコンピューター G-Tune HM-A-AL

特徴
- RTX 3060を搭載したミドルクラス構成
- モニター、キーボード、マウス、ヘッドセットが付属
- どれも信頼性が高く、価格もお得
こんなあなたに
- これからPCゲームを始める方
- どのゲーミングデバイスがいいのかわからない方
公式サイトはこちら
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