IGN US編集部が選ぶ、Wii UゲームのTop 10を紹介する動画と記事(英語)が公開されている。1位となったのは『ゼルダの伝説 風のタクト HD』で、2位は『スーパーマリオメーカー』、3位は『Nintendo Land』となっている。ほとんど任天堂のゲームのランキングとなっているが、10位にはインディーゲームの『Affordable Space Adventures』がランクインした。
なお、今回の企画ではNintendo Switchに移植されていないゲームが対象となっている。Wiiのゲームやバーチャルコンソールのゲームも対象外だ。ただし、リマスター版や「ファミコンリミックス」は入っているランキングとなっている。ただのリマスター版ではなく改良が施されている点や、Wii U GamePadを上手く使っているソフトが高く評価される傾向のあるランキングとなった。
ランキングは以下の通り。
- 『ゼルダの伝説 風のタクト HD』
- 『スーパーマリオメーカー』
- 『Nintendo Land』
- 『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス HD』
- 『ヨッシー ウールワールド』
- 『ゼノブレイドクロス』
- 『ファミコンリミックス1+2』
- 『スプラトゥーン』
- 『タッチ!カービィ スーパーレインボー』
- 『U-EXPLORE SPACE ADVENTURES』
1位となったのは『ゼルダの伝説 風のタクト HD』。本作はゲームキューブでリリースされたゲームのHDリマスター版となっている。HD版はグラフィックがフルHD(1080p)となり、光と影の表現などもパワーアップした。IGN USもグラフィックのパワーアップを評価しており、「オリジナル版の時代を超えたアートスタイルがより大きく、そして鮮やかになった」と評している。HD版は操作方法の追加やさまざまな改良もあった。IGN USは船の航行速度をアップさせるアイテム「快速の帆」の追加や、ゲーム終盤のトライフォース集めが改善された点を高く評価している模様だ。
2位はNintendo Switchでも続編が出ている『スーパーマリオメーカー』となった。IGN USは「Wii Uハードの物理的デザインの多くは後から考えると見当違いだと思えるが、本作はソフトとハードの完璧な融合だった」と評した。Wii U GamePadのタッチスクリーンはコースを作るのに最適だったとしており、知的財産(IP)に厳格な任天堂がこのようなコンセプトのゲームを出した点も言及されている。
意外なランクインとなったのは、10位のアクションパズル『U-EXPLORE SPACE ADVENTURES』(原題は『Affordable Space Adventures』)だ。フリーゲームから始まった「Knytt」シリーズで知られるインディー開発者・Nifflasが関わったゲームである。IGN USは本作について、任天堂よりも上手くWii U GamePadとMiiverseを使っていると評しており、それでこのランキングに入っているようだ。上記の公式トレーラーでも、たしかにWii Uの機能がフィーチャーされていたのだとわかる。
訂正(22/04/27)
初出掲載時、10位にランクインした『Affordable Space Adventures』を海外でのみリリースとしておりましたが、日本でも『U-EXPLORE SPACE ADVENTURES』というタイトルでリリースされておりましたので記述を訂正いたしました。読者、関係者のみなさまにご迷惑をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます。